構築について
処理速度のことを考えるとGPU(NVIDIA)を用いる方が良いが高価なため、CPUで構築する方法について覚書として示しておきます。
- OS:Windows10 pro Windows11でも方法は変わらないと思います。
- Anaconda:Anaconda3-2023.07-1-Windows-x86_64 2023年7月時点での最新版
DeepLabCut
動画や画像から動物や人間の姿勢を追跡するためのオープンソースの姿勢推定ツールです。ニューラルネットワークをベースとした深層学習を用いて動物や人間の体の特徴点を検出し、追跡することが可能です。
公式WEBサイト
DeepLabCutの構築
- Anacondaをインストール(Anaconda3-2023.07-1-Windows-x86_64)
ダウンロード:公式サイト
インストールする場所はCドライブにフォルダ(例、anaconda)を作成しておき、そこにインストールすると良い。
※ユーザ名を日本語にしているとトラブルの原因になるため、Cドライブ直下にフォルダを作成する。 - Anacondaの環境PATHを登録する(インストール時にPATHの設定にチェックを入れておけば必要なし。手動でする場合はanaconda3とScriptのパスを通しておく)
- DEEPLABCUT.yamlをダウンロードする
ダウンロード:公式サイト ページの下の方にリンクがある - DEEPLABCUT.yamlをCドライブ直下に移動する
- Anacondaを管理者権限で起動する
- DEEPLABCUT.yamlを実行しやすいように、cdを使ってCドライブ直下に移動する。また、dirコマンドを実行すると、移動したフォルダ内のファイルが一覧できます。
(base) C:WINDOWS\system32>cd ../.. ※2つ上の階層(フォルダ)に移動(base) C:>dir ※これは実行しなくても良い - 仮想環境を構築する
(base) C:>conda env create -f DEEPLABCUT.yaml - 仮想環境に入る
(base) C:>conda activate DEEPLABCUT - python のバージョンを3.10にする
(DEEPLABCUT) C:>conda install python=3.10 - 深層学習用のパッケージをインストールする
(DEEPLABCUT) C:>pip install tensorflow - GUI版のDeepLabCutをインストールする
(DEEPLABCUT) C:>pip install deeplabcut[gui] - DeepLabCutを起動する
(DEEPLABCUT) C:>python -m deeplabcut